第21回日韓学生フォーラムの記憶と想い

 
 前回のブログでも少し触れたが、もうすぐ22回日韓学生フォーラムが韓国で開催される。22回は21回の時に一緒に活動した韓国メンバーの中から選ばれた3人の新たな実行委員が中心となり、韓国開催を行う。韓国へ留学したことで、彼らのことをより知ることができ、今回のフォーラムは素晴らしいフォーラムになるに違いないと確信している。

 ここでずいぶん前から宿題だった日本開催に当たって自分がどのようにフォーラムを創っていったかを再考したい。フォーラムが終わった後すぐ、実行委員長から23回の日本開催に向けてどのような準備と心がけが必要なのか、21回の記録を残すと共に経験を伝えるための資料を作ってほしいと頼まれていた。留学の準備と大学生活の追われて今になってしまったことを申し訳なく思っている。この資料の目的は、学生会議という学術的にも人間的にも未熟者同士が集まり、一から日韓関係を考えるためには、どういった準備、計画、開催が必要であったかをまとめることにある。同時に、これは自分の記録でもある。この経験が自分の大きな財産になっていることは間違いない。大したことは書けないが、今後フォーラムを支えていく実行委員の方々にとって少しでも参考になればと願う。

まず、自分が学術担当としてもっとも大切にしてきたものを順に並べてみようと思う。

 1.素直な問題意識を持ち、OCミートで悩み葛藤すること
 2.1の問題意識がそのままフォーラムのテーマとなる可能性大
 3.人間主義と現地主義を徹底
 4.テーマ、勉強会、本会議に一貫性を求める
  (皆で活動する意義、フォーラムの成果とは)
 5.挑戦と諦めないことを肝に銘ずること
 6.[終了後]欠点と問題点をメンバーと共有

 一旦、上に上げたことを中心に話を進めていこうと思う。前もって言っておけば、この他にもっとも大切と思われる財務、渉外、広報などの仕事がある。私自身これらの仕事に直接関わらなかったので的確なことが言えない。しかし、当然これらの仕事内容を十分理解し、学生活動、費用、社会的意義などの葛藤を実行委員と確認し合いながらプログラムの実現性を現実的に考える必要がある。